【27】クラウドファンディングのプロジェクト終了後にリワードを発送する方法

クラウドファンディングサービスでプロジェクトの支援募集期間が終了してから資金を受け取ることが決定したらリワードを発送する必要があります。

支援者の人数が増えることで発送する労力がかかるため、事前準備が必要です。

この記事ではクラウドファンディングでプロジェクト終了後にリワードを発送する方法を解説します。

資金を必ず受け取れるダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)ではリワードの発送が必要

ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)とは、調達できた資金を全額受け取ることができる方式です。

1円でも集まった資金を全額受け取ることができる代わりに、プロジェクトを必ず遂行しなければなりません。
リワードの内容によっては、集まった資金によっては赤字になることがあるので、ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)を選択する場合は注意しましょう。

一方、オールオアナッシング方式(目標達成型)の場合は目標金額に達成した場合のみリワードの発送が必要になります。

リワード発送の準備

ここからは、リワードの発送準備のステップを解説します。

リワードを準備するタイミング

リワードを準備するタイミングは大きく以下の2つのタイミングがあります。

1. プロジェクト終了後すぐ
2. アイディア実現後
1.プロジェクト終了後に準備に取り掛かるリワードの内容は、例えば「手書きのメッセージ」などです。
アイディア実現前から準備ができるリワードの場合、プロジェクト終了後すぐに発送の準備にととりかかりましょう。

一方、2. アイディア実現後に準備を行えるリワードの内容は例えば「新商品の開発プロジェクト」などです。

いずれにせよ、発送準備は迅速に行い、早めにリワードが送付できるよう心がけましょう。

支援者の情報を収集

リワードの送付先である支援者の情報を収集するには、各クラウドファンディングサービスの支援者情報ページを参照します。

ファインクラウドを利用する場合は、支援者情報を一括でダウンロードする機能があります。

また、支援者情報には多くの個人情報を含むため厳重に管理する必要があります。

リワード発送時の注意点

リワードを発送する際に以下の2つに注意しましょう。

1. 事前連絡
2. 品目記入

1. 事前連絡

発送日のめどがついたら活動報告機能を使って支援者全員の方へ連絡をしましょう。
また、発送前にメールで支援者の方へ送付する場合には、「およそ〇日でお届けします」といった到着目安を伝えるようにしましょう。

一斉メールを送付する際は宛先にはBCCを利用するようにし、支援者のメールアドレス情報が他の支援者の方に渡らないように注意が必要です。
一斉メールに慣れていない場合は、個別メールを使用しましょう。

2. 品目記入

配送伝票の品目にはリワードの内容であることがわかるよう明記します。
また、送付元にもクラウドファンディングでのリワードであることが分かるように、利用したクラウドファンディングサービスやプロジェクト名・氏名などを明記します。

支援者の方の中には起案者と直接つながりがない方もいるため、リワードであることが分からないと荷物を受け取ってもらえない可能性があります。
再配達にもコストがかかってしまうので1度で受け取ってもらえるよう、伝票に品目やクラウドファンディングの情報を記載しましょう。

リワードの発送日が遅れる場合

リワードの到着予定日を事前に知らせていた場合は、その期日は極力守るようにしましょう。
しかし、万が一リワードの発送が期日を過ぎてしまう可能性がある場合は、早めに支援者に一報を入れておくことをおすすめします。

また悪天候などの天災で配送業者側に遅延が発生してしまうこともあります。
その場合、発送日を伝えたうえで、遅延の可能性がある旨を連絡しておくと支援者の安心につながります。

まとめ

この記事ではクラウドファンディングでプロジェクト終了後にリワードを発送する方法を解説しました。

資金の受け取り方式やリワードの内容によってリワードの準備を開始できるタイミングは異なります。
支援者の人数が増えるほど発送にかかる労力が増えるため、事前準備は重要です。

また、発送準備が完了したら支援者情報をクラウドファンディングサービスから収集します。
収集した支援者情報には個人情報が含まれるため厳重に管理しましょう。

リワード発送時には事前連絡と伝票の記載の仕方に注意しましょう。
特に支援者と直接的な知り合いではない場合、配達物がクラウドファンディングのリワードでないと認識されないと受け取りを拒否されてしまう可能性があります。

伝票やこまめな連絡をこころがけると、再配達にかかる無駄なコストをかからないだけでなく、起案者自身の信用にもつながります。

リワード発送までがクラウドファンディングのプロジェクトです。支援者が安心してプロジェクトを見守れるよう、起案者側への配慮を怠らずしっかりリワード発送の責任を果たすことが重要です。

  • コメント: 0

関連記事

  1. 【23】クラウドファンディングでプレスリリースを使って多くの人に周知させるPR方法

  2. 【19】クラウドファンディングで支援を呼びかける方法3選

  3. 【21】クラウドファンディングでの活動スケジュールと中だるみさせない方法

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。