クラウドファンディングサービスでプロジェクトの支援募集期間が終了してから資金を受け取れるか否かは、資金の受け取り方式によって異なります。
この記事ではクラウドファンディングでプロジェクト終了後の資金の受け取り方を解説します。
目標達成したら受け取れるオールオアナッシング方式(目標達成型)とは
オールオアナッシング方式(目標達成型)とは、プロジェクト募集期間に目標金額に達したら、全て受け取れる一方、達しなかった場合、1円も受け取ることができない方式です。
オールオアナッシング方式(目標達成型)で資金調達に成功したら、クラウドファンディングサービスの利用手数料が差し引かれた金額を受け取ることができます。
目標達成しなくても受け取れるダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)とは
ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)とは、プロジェクト募集期間内に集まった資金を全額受け取ることができる方式です。
目標金額は設定しますが、必ずしも目標金額に達する必要がないことが特徴です。
集まった資金を全額受け取ることができるため、1円でも集まったら必ずプロジェクトを遂行する必要があります。
プロジェクトの実行やリワードの内容によっては、集まった資金が少ないと赤字になる可能性があることに注意しましょう。
調達資金を受け取る方法
ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)ではプロジェクト終了後に、オールオアナッシング方式(目標達成型)では目標達成しプロジェクト終了後に、いよいよ調達資金が振り込まれます。
入金口座を登録
集まった資金を受け取るためには、振り込まれる金融機関の口座情報を事前に登録しておく必要があります。
口座情報の不備や、登録のタイミングが遅くなると入金が遅れる場合があります。
入金のタイミングが遅くなるとリワードのスケジュールに影響を及ぼしかねません。
銀行口座の設定ができるタイミングもクラウドファンディングサービスによって異なり、ファインクラウドではプロジェクト申込時に登録できます。
銀行口座の登録はプロジェクト申込み時に必ず行いましょう。
入金までの期間
クラウドファンディングサービスによって入金までのスケジュールは異なります。
一般的にはプロジェクト終了から入金まで1カ月以上かかるのが一般的ですが、それ以上の日数が必要なサービスもあります。
例えばファインクラウドの入金スケジュールは、
1.オールオアナッシング方式(目標達成型)の場合、「プロジェクト終了月の月末締め、翌々月の末日入金」です。
例えば、プロジェクトが7月15日に終了した場合、9月末日に入金されます。
2.ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)の場合、「プロジェクト期間中の各月末締め、翌々月の末日入金」です。
例えば、7月15日に終了するプロジェクトで、6月1日〜6月30日までに集まった資金は8月末日に入金され、
7月1日〜7月15日に集まった資金は9月末日に入金されます。
各クラウドファンディングサービスによって異なる入金スケジュールを事前に確認し、リワードの発送日などを計画することをおすすめします。
手数料が差し引かれ入金
実はクラウドファンディングサービスを利用し資金調達をする場合、集まった資金の全額が振り込まれるわけではありません。
クラウドファンディングサービスによって条件や金額が異なりますが、クラウドファンディングサービスの利用手数料が差し引かれます。
ファインクラウドの手数料は25%です。
仮に200万円資金調達できた場合、50万円が手数料で差し引かれ、150万円が振り込まれます。
差し引かれる手数料を考慮し目標金額を設定しましょう。
まとめ
この記事ではクラウドファンディングでプロジェクト終了後の資金の受け取り方を解説しました。
集まった資金が受け取れるか否かは資金の受け取り方式によって異なります。
また、口座登録情報に不備があると資金の受け取りスケジュールが遅れリワードのスケジュールにも影響を与える可能性があります。
銀行口座が登録できるタイミングになったら不備のないように銀行口座を登録し、終了間際にも不備がないか確認しましょう。
また、目標金額に達しなった場合でも資金の受け取り方式によっては資金が受け取ることができます。プロジェクト発足時に手数料やそのリスクも勘案したうえで受け取り方式を選択しましょう。
プロジェクト終了後すぐに調達した資金を受け取れるわけではなく、クラウドファンディングサービスによっては2カ月程度の時間を要すものもあります。
利用するクラウドファンディングサービスの入金スケジュールを把握したうえでリワードのスケジュールを設定することをおすすめします。
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