【23】クラウドファンディングでプレスリリースを使って多くの人に周知させるPR方法

クラウドファンディングではより多くの人にプロジェクトを知ってもらうためにPRをしていく必要があります。
プレスリリースは個人では利用できず大企業が利用するものというイメージを持っているかもしれませんが、実は個人でも利用することが可能です。
また、大規模に注目を集められる手段として有効な方法であるため、押しの一手としてプレスリリースを活用することも検討すると良いでしょう。

この記事ではクラウドファンディングでプレスリリースを使って多くの人にプロジェクトを周知させるPR方法を解説します。

プレスリリースとは

プレスリリースは企業が利用するものという思い込みから、言葉を聞いたことがあっても具体的にプレスリリースとは何かを理解していない人も多くいるでしょう。

ここではプレスリリースとは何か、なぜプレスリリースがクラウドファンディングサービスに有効なのか理由を解説します。

そもそもプレスリリースとは

プレスリリースとは、新聞やテレビ局・ネットメディアなどの報道機関に対し、新たな情報を発表することです。
また、その内容自体を指すこともあります。

プレスリリースされた内容に面白さを感じたメディアやマスコミが、テレビや新聞などの自社メディアを通じ世の中に情報を拡散してくれます。

SNSとプレスリリースの情報発信の違い

SNSなどを通じて個人で情報発信をしていくのと、プレスリリースでの情報発信では期待できる拡散効果に大きな差があります。

SNSでの発信の場合、起案者自身が発信した内容をフォロワーが受け取ります。
基本は起案者が発信した内容は共有されない限り、フォロワーやその発信内容を見た人までしか情報が広がりません。

一方、プレスリリースの場合、プレスリリース会社を通じて、新聞社・テレビ局、ネットメディアなどさまざまなマスメディアに配信され、取り上げられれば番組や紙面、ウェブサイトを見ている人に一気に拡散されます。

そのため、プレスリリースは1度の発信でも多くの人に届けることができる可能性があるのです。

クラウドファンディングで初めてプレスリリースを発行するという場合、「ValuePress!」や「PR TIME」などの配信代行サービスを利用しましょう。
プレスリリースの配信を代行してくれるため、費用がかかりますが、手間やメディアとの関係構築にかかる時間などの節約になります。

プレスリリースの効果的な書き方

プレスリリースは拡散可能性の高さから魅力的な一方、書き方や送り方などに注意点があります。
その点SNSより気軽に投稿できるものではないことに留意しましょう。

SNSやプロジェクトページでは支援者の共感を得ることが目的であるため、熱意が伝わる文章が効果的であるのに対し、プレスリリースで求められる文章は、「誰が読んでも伝わる文章」です。

文例を使い、プレスリリースでの効果的な書き方を解説していきます。

タイトル

タイトル文例:「▲▲な生活を提供する革新的製品●●のご紹介およびクラウドファンディング開始」

タイトルは各メディアが一番初めに見る場所であるため、インパクトのある印象的なタイトルをつけます。

SNSやプロジェクトページでは「●●の量産化のためにクラウドファンディングを開始します」のような文章で書きますが、プレスリリース向けに簡潔でありながらもインパクトのある内容に書き換えます。

プレスリリース内容

プレスリリースでは分かりやすさが重要です。
以下の各段落での伝えるべき内容を意識すると書きやすくなるため、おすすめです。

■冒頭
〇〇(起案者名)は、「●●(目的)」にかかる資金調達のため、プロジェクトを立ち上げ、クラウドファンディングサイト「〇〇」にて募集を開始いたしました。

■プロジェクトの目的
本プロジェクトの目的は〇〇であり、いままで活用できなかった▲▲を使用できるようになります。

■クラウドファンディングの理由
「●●」の量産化にあたり、努力を重ねて参りましたが、個人では生産工場との交渉にも限界があり、量産化が困難でした。
そこで、量産化費用をクラウドファンディングにて調達することを目指し、「〇〇」にて募集を開始いたしました。

■クラウドファンディング募集概要
製品名:●●●●●●
開発者:〇〇
募集総額:〇, 〇〇〇, 〇〇〇円

■起案者概要
氏名:
所在地:

■お問い合わせ先
氏名:
電話:
e-mail:
HP

まとめ

この記事ではクラウドファンディングでプレスリリースを使って多くの人にプロジェクトを周知させるPR方法を解説しました。

プレスリリースは高い拡散効果が期待できる一方、プロジェクトページやSNSとは異なる書き方が必要です。
誰が読んでも伝わる文章を意識しながらプレスリリース向けの文章を用意しましょう。また、タイトルは簡潔でありながらもインパクトが重要です。

配信代行サービスを活用すれば、各メディアへの配信は任せられるので余計な手間や工数が省けます。
多くの人に周知できる可能性があるため、クラウドファンディングでの押しの一手で活用してみることをおすすめです。

 

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