【17】クラウドファンディングのプロジェクト本文の基本構成と共感を呼ぶコツを解説

クラウドファンディングサービスで最も重要な入力箇所が「プロジェクト本文」です。
プロジェクト本文は、プロジェクトの内容や魅力を支援者に伝えるものです。

プロジェクトストーリーに基づいてプロジェクトの詳細を説明し、共感が得られる本文に仕上げていきましょう。

この記事ではクラウドファンディングのプロジェクト本文の基本構成と共感を呼ぶ書き方のコツを解説します。

プロジェクト本文の基本構成とは

クラウドファンディングのプロジェクト本文には基本的な構成があります。
構成を押さえることで、実現させたいプロジェクトのアイディアや熱意を伝えることができますので、以下の構成を活用しましょう。

1. プロジェクト紹介
2. プロジェクトアイディアの経緯
3. プロジェクトへの意気込み
4. 調達資金の使い道・リワード紹介
5. 自己紹介

1. プロジェクト紹介

初めにプロジェクトの内容を紹介します。

プロジェクト紹介では、実現したいプロジェクトアイディアの内容や特長、他のプロジェクトとの相違点、アイディア実現によってもたらされるメリットなどを書きます。

プロジェクト紹介には、プロジェクト本文全体の50%程度を割り当てます。

2. プロジェクトアイディアの経緯

プロジェクトアイディアの経緯パートでは、なぜこのプロジェクトアイディアを思いついたのか、経緯をまとめていきます。

これまでのプロジェクトにかかわる活動、あといくらの資金が必要なのか等、現状についての説明も経緯のパートで説明しましょう。

プロジェクト本文全体の10%程度をプロジェクトアイディアの経緯に割り当てます。

3. プロジェクトへの意気込み

プロジェクトへの意気込みのパートでは、プロジェクトに対する思いを伝えます。
例えば、「〇〇の現状をなんとかしたい」「今までにはない〇〇という価値観を提供したい」など、プロジェクトで実現したいことを文章にまとめていきます。

以下のポイントを具体的に書くと良いでしょう。
・なぜこのプロジェクトを実現させたいのか
・このプロジェクトを通じて達成させたいこと
・プロジェクトが実現すると、誰にどのようなメリットがあるのか(どうなってほしいのか)

上記の点を踏まえてプロジェクト本文全体の15%程度にまとめます。

4. 調達資金の使い道・リワードの紹介

ここでは調達できた資金の使い道を明記します。

例えば、イベント系のプロジェクトであれば「運営費・設営費〇〇円、PR費用▲▲円にあてたい」、ものづくり系のプロジェクトであれば「開発費〇〇円、生産コスト代●●円、配送費▲▲円にあてたい」などです。

また、リワードについての詳細も説明し、プロジェクト本文全体の15%程度を割り当てます。

5. 自己紹介

自己紹介はプロフィール欄にも記載ができますが、プロジェクト本の締めに「最後に」と改めて自己紹介をすると良いでしょう。
自己紹介を行ったあとに、プロジェクトへの思いを端的にまとめ、「温かいご支援お待ちしております」といった文章で締めくくると効果的です。

自己紹介のパートは10%程度割り当てます。

共感を得られる書き方のコツ3選

支援者から共感を得られる書き方のコツを3つご紹介します。

1. 流し見の支援者を前提として書く

支援者の多くは短時間で流し見しているため、じっくりと読んでくれないことを念頭に置いて書きましょう。

そのため、短時間の中でいかに興味を持ってもらえるかがポイントです。
プロジェクト本文の前半に支援者の関心を引く内容を配置します。

前章ではプロジェクト本文の基本構成を解説しましたが、最も伝えたいポイントが「経緯」や「意気込み」であれば、あえて冒頭に置くのも効果的です。

2. 見出しを活用する

プロジェクト本文をより読みやすくするために、「見出し」を活用します。
見出しを画像として挿入すると、より効果的です。

画像で入れられない場合は、見出しの文字を本文よりも太めに、やや大きめに表示するように設定しましょう。

3. 具体的に書く

プロジェクト本文は具体的に書くことを心がけましょう。
実現したいアイディアの概要、経緯や熱意は、より具体的に書くことが重要です。

例えばサービスの効果予測など、数値化できる部分やデータは数字で記載します。
より具体性が増すと支援者の共感を呼び起こしやすくなります。

まとめ

この記事ではクラウドファンディングのプロジェクト本文の基本構成と共感を呼ぶ書き方のコツを解説しました。

プロジェクト本文の基本構成を踏まえながら、流し見をしている支援者の方が多いことを念頭に置き、最も伝えたい部分を冒頭に持ってきましょう。

見出しを活用し、各パートで伝えたいことを明確に伝え、具体的なデータなどを用いると支援者の共感や関心を引くことができます。

プロジェクト本文の共感を得られる書き方をおさえて、資金調達の成功確率を高めていきましょう。

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