まずプロジェクトの審査を通過しなければクラウドファンディングサービスに掲載してもらうことができず、資金調達ができません。そのため、審査通過はクラウドファンディングで資金調達をするための最初の難関です。
この記事ではクラウドファンディングでプロジェクト審査通過の確率を高める方法について解説します。
クラウドファンディングサービスの審査時間
クラウドファンディングサービスによって審査時間やタイミングは異なります。
ファインクラウドでは、お申し込み後20日〜1ヶ月程度で審査が完了します。
審査の方法や担当キュレーターとの打ち合わせを設けているクラウドファンディングサービスもあります。
クラウドファンディングの審査基準は非公開
クラウドファンディングサービスにプロジェクトを掲載するためには審査に合格しなければなりませんが、クラウドファンディングサービスの審査基準は公開されていません。そのため、残念ながら100%通過する方法はありませんが、審査通過の確率を高める方法は存在します。
これまで審査を通過し掲載されたプロジェクトの傾向を踏まえると3つの最低条件を満たしています。
プロジェクト審査通過のための3つの最低条件
ここでは過去審査を通過したプロジェクトから分かった『審査通過のための3つの最低条件』を紹介します。
公序良俗に反しない
クラウドファンディングサービスを利用する最低条件の1つは、「公序良俗に反しない」ということです。犯罪やポルノなど法に抵触するプロジェクトは当然ながら登録できません。
また、健康に悪影響を及ぼすものや、たばこ・医薬品など販売に資格が必要な商品も登録はできません。
さらに、特定団体への寄付や献金が目的のプロジェクトなども掲載できません。
実現可能である
クラウドファンディングでは資金調達に成功したら、プロジェクトを実行する義務があります。そのため、どんなに素晴らしいアイディアでも必ず実現できるアイディアでなければプロジェクトを実施することはできません。
アイディアを実行できない可能性が高いと判断されてしまうと審査通過は難しくなります。
アイディアの実行可能性をクラウドファンディングサービスが判断する理由はクラウドファンディングサービスそのものの信用につながるからです。
サービス自体に信用があるからこそ支援者が集まり、起案者に資金が集まります。支援者が離れていかないようにするために、クラウドファンディングサービスの信用は必要なのです。
そのため、審査を通過するためにはプロジェクトが実行できる現実性をアピールする必要があります。
プロジェクト内容が創造的
すでに実施されているプロジェクトに似たプロジェクトも審査が通過しづらいため、プロジェクト作成時点で似たプロジェクトがないか事前に確認しておく必要があります。
類似するプロジェクトを見つけた場合、アイディアに独創性をもたせる、期間をあける、別のクラウドファンディングサービスを選ぶなどで審査通過ができる場合があります。
プロジェクト審査に落ちてしまったら
もしプロジェクト審査に落ちてしまってもクラウドファンディングでの資金調達が断たれるわけではありません。
ここではプロジェクト審査に落ちてしまった場合の方法と注意点を解説します。
他のクラウドファンディングサービスで再挑戦
まずは同じプロジェクトの内容で他のクラウドファンディングサービスの審査に挑戦してみることをおすすめします。
審査の不合格理由を教えてもらうことはできませんので、アイディアの立て直しをしたくても難しいでしょう。
しかし、他のクラウドファンディングサービスであれば審査に通る可能性があります。
起案するプロジェクトのジャンルで、クラウドファンディングサービスの候補をいくつか選んでおきましょう。
他のクラウドファンディングサービスを検討するときの注意点
ただし、クラウドファンディングサービス運営会社によっては、異なる2つ以上のサービスで同じプロジェクトの募集を禁止する場合もあるので、事前に双方のクラウドファンディングサービス運営会社に相談しましょう。
まとめ
この記事ではクラウドファンディングでプロジェクト審査通過の確率を高める方法を解説しました。
プロジェクト審査の基準が非公開であるため、100%通過する方法はありません。しかし、公序良俗に反していないこと、実現可能で独創的なプロジェクトであることをアピールできれば通過の可能性を高めることができます。
審査の申請前に3つのポイントを押さえているか確認してから審査に臨みましょう。
この記事へのコメントはありません。