【1】クラウドファンディングとは?クラウドファンディングの種類や資金の受け取り方法を徹底解説

近年、クラウドファンディングは新規ビジネスを始めるためには欠かせない資金調達方法になりました。
この記事ではクラウドファンディングとは何かを解説し、クラウドファンディングの種類や調達した資金の受け取り方法を解説します。

クラウドファンディングとは?

クラウドファンディングとは、インターネットを介して不特定多数の人から資金を調達する、ビジネスのための新しい資金調達方法です。
従来新たなビジネスを始めるにあたり、お金を貯めたり、銀行などの借り入れ先を探したりする必要がありました。
借り入れをするためにはビジネスの可能性だけではなく、自分自身の信用も必要なため、新規ビジネスを立ち上げるハードルが高かったのが従来の資金調達方法です。クラウドファンディングの単語の意味は以下の通りです。

クラウド(crowd):群衆、不特定多数の人たち

ファンディング(funding):資金調達

つまり不特定多数の人たちから資金調達をすることを意味します。
従来の資金調達方法とは異なり、クラウドファンディングは、ウェブサイトにビジネスアイデアを投稿します。
そのビジネスに賛同する人たちから出資を受けられる仕組みです。

クラウドファンディングの種類

クラウドファンディングは主に以下の5種類に分けることができます。

1. 購入型
2. 寄付型
3. 投資型
4. 株式投資型
5. 融資型

クラウドファンディングの種類は資金調達をする側ではなく、資金を援助する(支援者)での目線で分類となっています。
資金調達の目的によって、種類を使い分ける必要がありますので、ここからはそれぞれの特徴を解説します。

1. 購入型

購入型は近年最も多く行われているクラウドファンディングの1つです。
支援することで、まだ発売されていない商品やサービスを得られるのが購入型の特徴です。

支援者側からすると、商品やサービスを購入することと似ているため、「購入型」と呼ばれています。

2. 寄付型

寄附型は、地方創生や社会問題の解決など、自治体やNPOなどの活動資金調達に利用されるクラウドファンディングです。
支援者は支援をしてもリワード(見返り)を得ることはできず、「寄付」という形で資金を援助します。

3~5. 投資型、株式投資型、融資型

投資型、株式投資型、融資型は支援者にとって資産運用のために利用されることが多いクラウドファンディングです。
投資型は、支援することで配金やサービスをリワードとして得ることができます。
株式投資型は、未上場株に投資を行うことで、株の値上がりを期待することができたり、配当金を得ることができます。
融資型は、企業に対してお金を貸し付ける、というものです。企業が返済する元本と金利分が支援者に分配されることで、支援者は金利分の利益を得ることができます。

クラウドファンディングの資金の受け取り方の種類

クラウドファンディングで調達できた資金を受け取る方法は「オールオアナッシング方式(目標達成型)」と「ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)」の2種類あります。ここでは2つの方式の違いについて解説します。

オールオアナッシング方式(目標達成型)

オールオアナッシング方式(目標達成型)は目標達成型とも呼ばれ、設定期間内に目標金額が集まれば、全て受け取れますが、達成できなかった場合、集まった資金が全く受け取れない方式です。

例えば50万円を目標金額に設定していた場合、仮に49万円集まっていたとしても1円ももらえません。

逆に50万円以上集まれば全額受け取ることができます。

ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)

ダイレクトチャレンジ方式(実行確約型)は実施確約型とも呼ばれ、設定期間内に集まった資金を全額受け取ることができます。

オールオアナッシング方式(実行確約型)と同様に、募集期間や目標金額の設定は行うものの、目標金額に達している必要がないのが特徴です。

例えば50万円を目標金額に設定していた場合、仮に集まった金額が49万円だったとしても全額受け取ることができます。もちろん50万円以上集まった金額は全額受け取ることができます。
オールオアナッシング方式(目標達成型)との大きな違いは、必ずプロジェクトを実行する必要があることです。
集まった資金の大小にかかわらず、実行が確約されている場合に利用することをおすすめします。

まとめ

この記事ではクラウドファンディングとは何か、クラウドファンディングの種類や調達した資金の受け取り方法をご紹介しました。
クラウドファンディングは人から支援を受けて資金調達をする仕組みです。
クラウドファンディング内容や種類、資金の受け取り方式を理解しておかないと「こんなはずではなかった」とトラブルの原因にもなります。しっかり理解してクラウドファンディングを始めることで、トラブルを防ぎながら、資金調達をしていくことをおすすめします。

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