「クラウドファンディングって、最近はどんな企業が使っているの?」
「今のクラウドファンディングって何が流行っているの?」
など最新の情報を知りたい方のために、今回はクラウドファンディングのニュースやトレンドについてご紹介します。
今回の記事を読んでいただければ、2021年におけるクラウドファンディングのニュースや
トレンドをチェックできます。
クラウドファンディングのニュース
まずは最近発表されたクラウドファンディングのニュースについてご紹介します。
パナソニックが募集したクラウドファンディングが即日での目標達成
パナソニック・アプライアンス社が20201年2月16日にコミュニケーションロボット「NICOBO」を発表。同時にクラウドファンディングサイト「Makuake」を利用して、クラウドファンディングを開始しました。同日21時の時点で支援目標金額である1,000万円を突破して、即日で目標を達成しました。
2月20日時点では約1,100万円の支援金額が集まっています。2021年3月18日まで募集を行っています。
騒動に巻き込まれた餃子店がクラウドファンディングで復活
Facebookでの炎上騒動に巻き込まれた餃子店が再起のため、2020年10月下旬にクラウドファンディングを開始。
クラウドファンディングサイト「MOTION GALLERY」を利用して、目標金額の300万円はすぐに達成されました。結果として、募集最終日の2020年12月18日までに約1,500万円の支援が集まりました。
フジッコが募集したクラウドファンディングが即日での目標を達成
フジッコ株式会社が2021年1月26日に大豆食品「ダイズライス」のクラウドファンディングを開始しました。
こちらは本格的な販売に先駆けて、クラウドファンディングサイト「Campfire」で募集を開始。
開始から1日後には目標金額である50万円を超える金額が集まりました。
2月20日時点では約2,000万円の支援金額が集まっています。2021年2月25日まで募集を行っています。
クラウドファンディング 近年のトレンド
次にこの章では、クラウドファンディングにおける近年のトレンドを3つご紹介します。
大手企業がクラウドファンディングを利用している
まず1つ目は大手企業・メーカーもクラウドファンディングを利用している点です。
近年の傾向としては、大手企業が新プロジェクト・新製品の発表にクラウドファンディングを利用するようになりました。
かつて企業の資金調達といえば、融資でした。銀行などの金融機関からお金を借りて、返済する流れが一般的でした。ですが、融資では申請から実際の融資まで時間がかかるというデメリットがあります。スピード感を必要とする現代のビジネスには、決して相応しいとは言えません。
そこで大手企業が目を付けたのは、クラウドファンディングです。資金調達までの過程がすべてWeb上で行え、必要金額が即日で集まる可能性を秘めています。前章で紹介したパナソニックやフジッコの例が、象徴的とも言える例です。
スポーツチームが活動資金にクラウドファンディングを活用
2つ目はスポーツチームの活動資金にクラウドファンディングを活用している点です。
クラウドファンディングと言えば、企業の開発資金に用いるのが一般的でした。しかし、近年は活動資金として、クラウドファンディングを募集するスポーツチームも現れました。
2019年に1.9億だったスポーツチームへの支援金額は、2020年には約3倍の6億となりました。中でもJリーグに所属する鹿島アントラーズは国内のスポーツカテゴリーで最高支援金額を集めました。その額はなんと1億3,000万円です。
今やクラウドファンディングは、活動資金を集めるための身近な術と言えるでしょう。
テストマーケティングの意味合いで利用する
3つ目はテストマーケティング的に利用されている点です。
クラウドファンディングは資金調達の段階で、多く人にアイデアや商品を宣伝することになります。魅力だと感じる人が多ければ資金が集まり、魅力的に映らなければ資金は集まりません。製品を世に出してから結果が判明するより、リスクが少なくて済むのです。クラウドファンディングにかけることで、この製品・サービスならば、お金を払ってもらえるという結果が手に入ります。このようにクラウドファンディングはテストマーケティング的な意味合いで利用されています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。今回はクラウドファンディングのニュースやトレンドについてご紹介しました。
今回は3つほどピックアップして、ニュースをご紹介しましたが、クラウドファンディングに関するニュースは毎日発信されています。大手のクラウドファンディングサイトに行くと、日々多くのプロジェクトが動いているのを実感できます。
またクラウドファンディングにおける近年のトレンドは3つです。
①大手企業も利用するようになった
②スポーツチームの活動資金集めに使われる
③テストマーケティングの側面で使われる
クラウドファンディングは新しい時代を象徴する資金調達の方法です。今後も最新情報をチェックしていきましょう。
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